- おもだか
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おもだか【沢瀉】(1)〔面高の意。 葉面の脈が高く隆起しているのでいう〕オモダカ科の多年草。 水田・沼畔などに自生する。 葉は鏃(ヤジリ)形で, 長い柄がつく。 六, 七月に高さ約60センチメートルの花茎を立てて, 円錐状または総状に白色三弁の単性花をつける。 塊茎は食用。 野茨菰。 ハナグワイ。 ﹝季﹞夏。→ 慈姑(2)家紋の一。 オモダカの葉・花の形を図案化したもの。 水沢瀉・抱沢瀉など。(3)模様の名。 オモダカの葉を図案化したもの。 花を添えたものを花沢瀉という。IIおもだか【沢瀉】姓氏の一。IIIおもだか【面高】顔が骨ばっていて, 鼻なども高い・こと(さま)。
「蒼白く~に削り成せる彼の顔と/虞美人草(漱石)」
Japanese explanatory dictionaries. 2013.